
皆さんこんにちは。
ワキガ王子です(`・ω・´) シャキーン!!
ワキガの原因は、アポクリン腺だぁぁ! (」゚ロ゚)」<アポー!
……アポクリン腺ってなに?…美味しいの? (。・ρ・)
みたいな感じであまり知らない場合が多いと思います。
正直、僕もワキガでありながらアポクリン腺についてあまり知っていませんでした。
ワキガ人がアポクリン腺について知ると、臭ってしまった時どういった対策を行えばいいのかが明確に判断できるようになります。
今回は、ワキガの民の皆さんが一度は耳にしたことがある
アポクリン腺、又の名をアポクリン汗線について報道していきたいと思います。
ぜひ、アポクリン博士になって自分のワキガを見つめなおしてみてくださいね!
目次
汗の出口。汗腺とは!
私たちの体温調節に大きな役割を担っている、汗。
皮表に分泌して体温調節作用などを行ってくれます。
そんな、素晴らしい液体を出してくれる汗腺は上皮性の器官、具体的には真皮深層から皮下組織に埋まっている皮膚表面や毛包に開口しています。
人の体には総数にして約300~400万個の汗腺があり、個人差が激しいといわれているものの、汗腺は前額や足裏、手掌や手の甲、足の甲などに多く、
少ないのは前胸部や背部、腹部、臀部、大腿部といわれます。( 。・o・。)ノシΩ<ヘェヘェ-
汗腺には主に2種類。
エクリン汗腺(小汗腺)とアポクリン汗腺(大汗腺)があるのです。

アポクリン汗腺とエクリン汗腺
アポクリン汗腺は、エクリン汗腺より深い所にある汗腺で、エクリン汗腺より数は少ないものの、エクリン汗腺と比べると発汗量が多いというのが特徴です。
エクリン汗腺は先ほどの体温調節のための汗を出すという役割を担っていますが、
アポクリン腺は主に情緒などの刺激要素があると発汗する特徴があり、体温調節などの発汗の際には機能しないといわれています。
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アポクリン汗腺の汗管はエクリン汗腺のような皮膚表面に向いて開口しているのではなく、エクリン汗腺とは別に存在し、肌の中の毛包の脂腺開口部の上方で開口しているという構造をしています。
そのため、アポクリン汗腺の分泌部は真皮深層の辺りから皮下組織に存在していることもあるのです。
また、アポクリン汗腺から出される汗は、エクリン汗腺より多くてネバネバ感があるという特徴があります。
どの場所に多く分布しているの?

アポクリン汗腺が分布しているのが多いといわれているのが、上半身の脇の下。
だから、ワキガという症状が出てしまってワキガの民を悩ませるわけなんですね。(´o`;)
他にも外耳道や鼻翼、臍囲も多く、下半身のデリケート部などにも多いといわれています。
男性の場合だと、顔面髭の部分にも多いといわれています。
毛器官とともに発生をして、出生した後は一時的に退化をします。
そして、思春期の11歳くらいから再び発達をするという特徴があります。
アポクリン汗腺の発達については性ホルモンに依存する性質があって、思春期ごろまでは未完成になっているのですが、思春期以降に活発化するようになるという特徴があります。
アポクリン汗腺や皮脂腺の活動が活発化するのは、思春期以降にアンドロゲンというホルモンの影響を受けてから。
そのあと、体臭がはっきりとしてくるといわれています。
女性は月経周期と関連して分泌活動が変動していくという特徴があって、月経前期や妊娠期に活発化するといわれています。
実際に、僕の妹であるワキガ姫を臭気測定器で実験したときも数値が強く出ていました。
ホルモンバランスとワキガについては
ホルモンバランスの乱れで体臭、ワキガは強くなる?どんな時に乱れるの?
をどうぞ!
どうしてアポクリン腺から独特の臭いが出るの?
ワキガにとって一番の問題はこれですよね。
なぜ臭うのだ〜。ヽ(`Д´#)ノ
その理由は、アポクリン汗腺から出る汗は、エクリン汗腺から出される汗と同じ成分にプラスして脂質とタンパク質が加わっているからなのです。
その汗の色は、乳白色や黄色っぽく見えることも。
実は出される時、においは無臭なのです。
しかし、その汗が皮膚表面にでると、皮膚の表面にいる常在菌によって分解されます。
その時の化学変化によって独特の臭いをもつようになっているのです。(TnT)
そう。
アポクリン汗腺から出される汗に脂質やタンパク質が加わっていることがワキガのもととなっていたのです。
ワキガの原因は、脇の下にいる常駐菌!

アポクリン汗腺から出される汗に脂質やタンパク質が加わっていることが事の発端だという事がわかりましたね。
つまり、この汗が常在菌によって皮膚表面で分解されたことで発生する臭気が強い場合、ワキガと言われるニオイに変貌するのです。
アポクリン腺から出された脂質やタンパク質の混じった分泌物は、分泌された当初は無臭。
しかし、皮膚常駐菌や空気中に含まれているバクテリアなどによって分解されて初めて、ワキガ特有のにおいが発生します。
そのバクテリアとは、常駐菌の中でも脇の下にいる、コリネバクテリウムという常駐菌。
コリネバクテリウムによる分解で発生した揮発性の脂肪酸が、ワキガの強い臭いの原因になるといわれています。
コリネバクテリウムはアポクリン腺から分泌される脂質やタンパク質が栄養素であり、大好物!
生命活動のためにこのような栄養を摂り入れて分解しているのです。
バクテリアたちも必死に生きようとしているのが伝わってきますが、
ニオイは出さないでくれっ!( TДT)
って言いたくなりますね…
少し難しい話をしますが、最近の研究で、アポクリン腺から分泌される汗には トランス-3 – メチル-2 – ヘキセン酸(TMHA)、カプリル酸、カプロン酸などという脂肪酸が含まれていています。
それらの脂肪酸がタンパク質と結合して、リポタンパクという形になり、ワキガのニオイを発していることが分かったのです。 _φ(?д? )トリアエズメモメモ
バクテリア対策をすれば、ニオイ減少の可能性!

これまでご紹介したように、ワキから出る気になるにおいの大きな原因は、汗と皮膚表面のバクテリアであるということがわかりましたね。
要は、バクテリアにアポクリン腺から分泌される脂質やタンパク質を食べさせなければ、臭う確率は低くなるということ。
つまり、出てきた汗をこまめに拭き取ることで、ニオイが減少するということです!
しかし、注意してほしいのが、香りの強いシートや刺激の強いシートなどでワキを拭く事です。
香りが強いと、ワキガのニオイと混ざってニオイが強くなってしまうリスクがあるのと、強い刺激のものは汗腺を刺激してさらに汗を出してしまう恐れがあるからです。
ワキガ王子オススメのシートは、赤ちゃんのお尻ふきシートです。
ワキを優しく拭くことができます。(´∇`*)
日々の生活はできるだけリラックスすると良い
アポクリン腺は、他にも私たちの感情などの影響を受けて汗を分泌するという性質があります。
そのため、ストレスを感じたり、緊張したりするとより汗をかきやすくなってしまうのです。
ワキガを抑えるという意味でも、できるだけメンタル面を穏やかにした状態で過ごすということも効果的です。
また、ワキガではないのに
自分はワキガだ…(TnT)
と思い込みの自己臭症の可能性もあります。それによって逆にストレスを感じて臭いが強くなってしまう悪循環もあるので注意が必要です。
できるだけリラックスして過ごせるように気をつけたり、リラックス効果のある製品などを上手に活用するなどして、気持ちをゆったりと持って過ごすようにしましょう!
まとめ
…とここまでアポクリン汗腺について書いてきました。
今回の記事をまとめると、
・アポクリン腺とエクリン腺の二種類がある
・アポクリン腺は脂質やタンパク質の混じった汗をだす
・その汗は、脇の下にいるバクテリアによって分解されて、ワキガのニオイを発してしまう。
・こまめにその汗を拭き取ることによってワキガのニオイが減る可能性がある。
という感じですな。(`・ω・´)
意外にも、ストレスや刺激によってアポクリン腺は反応してしまう「ガラスのハートちゃん」ということでしたね。
いかがでしたか?これで、あなたもワキガの知識がまた一つ増えましたね!
その知識を活かして、明日も我々の敵であるワキガと戦っていきましょう。
それでは、次の記事でお会いしましょう! (・ω・)ノシ
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