ワキガと多汗症の違いとは?緊張性多汗症は併発する?!

どうもー。
ワキガ王子です(・ω・)ノシ

最近やけに脇汗が出すぎてしまい、白いシャツでも汗染みが気になってしまう。
そこでふと思ったのです。

ワキガと多汗症って併発する人多くない?…と。

結構、一緒にされがちなワキガと多汗症は全く違う症状。
簡単に説明すると、ワキガは独特の臭いを放ちますが、多汗症はその名の通り、通常より多くの汗をかいてしまうことを言います。

という事で、今回はワキガと多汗症の違いと、併発について詳しくみていきましょう٩( ‘ω’ )و

ワキガと多汗症の様々な違い

そもそもワキガはアポクリン腺から出る汗
対して多汗症はエクリン腺から汗が多く出るものになります。

ワキガの臭いは通常の汗よりも粘度のあるアポクリン液であることが多く、汗染みなども黄色になることが多いのです。
臭いなどもワキガと多汗症では全く違うものになり、臭い汗染み共に、違いがみてとれます。…( * ̄^^ ̄*)クンクン…

これはアポクリン液に入っている鉄分や色素などが原因であり、漂白剤などを使用してもシミや臭いなどはなかなか取れないことが多いのです。
厄介者ですね。(`Д´#)ムキー

また、ワキガの場合はアポクリン液をかいたらすぐに異臭を放ちますが、多汗症は時間が経つにつれ汗に雑菌などが化合することで異臭が起きるようになります。

一見どちらも悪臭に感じるので、一括りにワキガと判断してしまいがち。
ですが、ワキガと多汗症のはそもそもの汗の成分が違うので、意識して嗅ぐと違いがはっきりとわかるはずです。

ワキガと併発しやすい緊張性多汗症?

ワキガでも個人によって臭いの強さは違ってきます。

これはアポクリン液によるものがほとんどですが、汗の量も関連しており、多く汗をかく場合はその分ワキガ臭も強くなってしまいます。

つまり、通常のワキガにターボがかかっている状態になるということです。
ワキガの人は多汗症も併発することも多く、臭いなどが強くなりやすい条件ができあがってしまいます。(´o`;)

そこで、ワキガと併発する多汗症の多くが緊張性多汗症。
これは名前の通り、緊張した時に多くの汗をかいてしまう多汗症です。(;゚д゚)ドキドキ..

緊張性多汗症は臭いを気にしすぎたりする自己臭症にも多いものであり、ワキガの臭いを気にするあまりに発症してしまうなどもしばしばあります。
汗を出さないように意識しているとが逆にストレス、緊張状態を誘発してしまい、多汗症となってしまうのです…

僕自身、緊張性多汗症持ちのワキガなので、この汗を出さないように意識してしまうことによって、逆にワキ汗がでることは何度も経験しています。(._.)
その影響で臭いの拡散が激しくなると同時に、汗染みも凄い事に…

このように、アポクリン液と汗が化合する率が増えてしまうため、結果的にワキガを悪化させる原因につながってしまいます。

緊張性多汗症はストレスが原因?

ワキガの人が多汗症になる場合の多くが、この緊張性多汗症という事がわかりましたね。
実はこの多汗症、ストレスなどが大きく関与しているのです。

日常生活のストレスや圧迫障害などからも緊張性多汗症を併発することは珍しくありません。
つまり、裏を返せば、緊張性多汗症は質の良い睡眠やストレスを解消していくことで緩和していくことも多いということです。

体質的な多汗症の場合は手術などの方法で汗腺を減らすのが理想ですが、僕のサイトでは手術をしないでワキガと多汗症改善を目指しているので、その考えはナシとします。

もし、多汗症とワキガを併発している場合は先に多汗症のケアや治療をするのがいいです。
多汗症の汗でワキガ用に付けたデオドラント商品が流れてしまうので(笑)

多汗症の治療はどうするの?

まず、睡眠不足の解消や体質改善、食生活の見直しなどを行う事です。

これは、ワキガのケアに近いものも多く、睡眠や食生活を見直していくことでワキガの臭い自体も緩和させていくことに繋がります。
多汗症も抑えられワキガの臭いも減るとは一石二鳥です。 キタ━(゚∀゚)━!

あと、塩化アルミニウムの配合された制汗剤なども効果が高く、ドラッグストアなどで購入する際にはこの部分をチェックすることが大事になってきます。
入り過ぎている商品は人によっては副作用が出てきてしまう可能性があるのでパッチテストなどしてから使ってくださいね。

塩化アルミニウム液の副作用や効果は?ワキガ、多汗症に効くの?

という関連記事も書いているのでよければ目を通してみてください。

少し多汗症の話から脱線しますが、制汗剤を選ぶ際には香料の無い制汗剤、デオドラント品を選んだ方がいいです。

これはワキガの臭いに制汗剤の香りが混ざってしまうことで、より強い臭いを作ってしまうことがあるからです。
ワキガの臭いにフローラルな香りが混じっているのを想像しただけでもヤバそうな感じですよね。ヒイィィィ!!!!(゚ロ゚ノ)ノ

多汗症などの汗だけが要因の場合は効果も高いとされる銀イオンの制汗剤ですが、ワキガの場合は銀イオンも含まれていない無香料を選んだ方が無難であると言えますね。

多汗症の人が陥りやすい自己臭症

ここまでつらつらワキガと多汗症について書いてきましたが、もう一度立ち止まって考えて見てください。

その汗の臭い、本当にワキガのように臭っていますか?

実は、多汗症だけの人がなりやすい症例の一つが自己臭症という精神的にくる病。

自己臭症は実際に臭いなどは無くても、
自分は臭い…
と思い込んでしまうことで、メンタルに大きな負担をかけてしまうのです。

臭いに対する事なので、人には聞きにくいし、そもそも臭いの捉え方も人それぞれ違います。
そんなことからも、自分で思い込んでしまうことが多いのです。

自己臭症から多汗症になることも多く、自分が臭いと思い込んでしまうが故に、
汗をかいたらどうしよう…
という思いから緊張性多汗症を誘発し、脇汗が止まらない負のサイクルに陥ってしまいます。

この場合は自分の思い込みによって多汗症になっているので、皮膚科やクリニックなどで本当に臭っているのか確認してもらった方がいいです。

多汗症でない場合もこの時点で他の原因が特定できることで、メンタル面の負担を減らすことにつながっていきます。

専門家に、
あなたはワキガじゃないですよ、ただの多汗症で汗の臭いがするだけです。
と言われてら安心しますよね?(´∇`*)ホッ
逆に、ワキガだった場合はしっかりと対策を練ることができます。
初期できちんとした判断があれば負担をもっと減らすことができた、という事例が多くありますからね。

まとめ

いかがでしたか?
今回の記事を簡単にまとめると、

・ワキガはアポクリン腺から出る汗、多汗症はエクリン腺から汗。
・ワキガと併発する多汗症は緊張性多汗症が多い。
・緊張性多汗症は食生活、生活習慣の改善によって和らぐ場合がある。
・自己臭症になりやすいので注意!

という感じです。

こういった記事を書いていながら、まだまだ生活習慣と食生活を改善できていない私ですが、意識するだけで緊張性多汗症やワキガの臭いに違いが出ると思っています。

今から行動に移そうとしてもなかなか厳しいものがあるので明日から少し意識して生活すると知らないうちに多汗症や臭いが落ち着いているかもしれません。
ですので、諦めずにまずは意識することから始めてみてはいかがでしょうか!

それでは、次の記事でお会いしましょう!      (・ω・)ノシ

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